イヤイヤ期の寝渋り
2歳に近づいてくると、「イヤイヤ期」も睡眠パターンの変化に影響してくることがあります。
寝る時間なのに「水をもう1杯のみたい」「おにぎり食べたい」「絵本をもう1冊読みたい」など、次々に要求を繰り出して、なかなか寝ようとしない。
また、怖い夢を見たり、暗い場所と「怖い存在(鬼やお化けなど)」が結びつき、電気を消すのを嫌がったり、親と離れたがらなくなることもあります。
イヤイヤ期の睡眠習慣を守るために
乳児の時とは、対応を変える必要があります。 赤ちゃん期は言葉が通じないので行動で教えますが、幼児期からは本人にきちんとルールを理解してもらい、守ってもらうことが大切になってきます。
ルーティーンをしっかり行う
一旦決めたルールであるルーティーンは、ごねられても絶対に譲らないことが大切です。泣いたら変えられるルールは、毎回変えてこようとどんどん反抗も強くなってエスカレートしてしまいます。(保護者自身がルールを守る。ただし、かんしゃくを起こしている場合はその限りではない)
ルーティーンをスムーズに進める仕掛けづくり
本人のやる気を高めるような声かけ(「もうすぐ〜才のお兄ちゃん/お姉ちゃんだから」等)や、ごほうびシールなどの動機づけも上手に使いましょう。
「怖い」への対処
もし眠ることを嫌がる原因が「怖い」ことなら「怖さ」を緩和する工夫が必要です。
ネンネのお友だちや守ってくれる(と思える)おもちゃを持たせてあげたり、寝る時間をポジティブに捉えられる「ネンネの絵本」を取り入れて安心させてあげましょう。 暗闇を怖がるなら、ナイトライトをつけて寝てもOKです。ただし、できるだけ暗く暖色のライトを使用してください。
就寝時間を守る
眠いほど、親の言うことを素直に受け入れることができません。しっかりと就寝時間になったらルーティーンを終えて電気を消しましょう。特にこの時期お昼寝も抵抗してできない場合は夜の就寝時間の眠気は強くイライラしていますので、早めるくらいがちょうどいいでしょう。
※就寝時間が遅くなると社会的時差ボケとなり成長や発達に影響しますので注意が必要です。 (FactSheet「遅寝遅起き(社会的時差ボケ)」参照)
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